reportマイスターの研究レポート

ホイルガラスコーティングは必要なのか?

大雑把に言えば❝ホイルガラスコーティング❞(※ガラスコーティング剤弊社or同等品の場合)するしないとでは、

大違いですが、

必要か?

※)高濃度ポリシザランで耐熱温度1.000℃以上あるもので、

簡易型専用品やボディ等との汎用品は除外されます。

というと、

オーナー自身の洗車管理の仕方や手間の掛け方にもよりますし、

お乗りの車の車種によっても違ってきます。

 

出来る限りホイルガラスコーティングの施工をお勧めしたいのは、

欧米輸入車と高性能ブレーキ(ブレンボ等)装着車です!

理由はブレーキのローターやパッドの消耗量が多い為、

ホイルダストでホイルが真っ黒になるためです・・・

この様な車が吐き出すダストは数百度にもなりますから、

塗料を溶かして付着してしまう可能性も高いです。

 

多くのオーナー様はブラシで擦って洗うくらいでしょうが、

この頻度が3カ月以上空いてしまえば、

汚れはホイルに固着してしまい、

溶剤を使用しないと簡単には落ちませんし、

それ以上放置してしまえばホイルの塗装やアルミに食い込んで酸化していってしまい、

元には戻らなくなってしまいます・・・

一般的国産車はそこまでのブレーキダストは排出されませんから、

ある程度こまめにホイルも洗ってあげられるオーナー様には必要ないかもしれません?

 

ホイルを完全に洗うには、

タイヤ(ホイル)を脱着して内リムまで洗う必要がありますけれど、

まず一般地域のオーナー様ですとそこまでされる方は稀でしょう・・・

降雪地域の方であれば、

スタッドレスタイヤ(ホイルセット)の履き替えの際脱着はされますが、

約半年は汚れは付着したままとなります。

 

先日弊社社用車(ホイルガラスコーティング施工済み)をスタッドレスタイヤに履き替え作業を行って、

約半年ぶりにホイルの状態を確認・洗浄したところ、

鉄粉クリーナーと高圧ホース使用で、

外リムは軽く擦ってやるだけで概ね綺麗になりましたが、

内リムはブレーキダストにオイルが混じって付着していたため、

多少ブラシを使用しました。

ホイルリムとスポークのリブ(入角)の部分は、

遠心力で汚れが堆積しますから、

この様な個所は専用ブラシや歯ブラシ等で擦るか、

高圧スプレーで落とす必要があります。

 

とは言え弊社社用車ホイルは、

2年半前にホイルガラスコーティングをフルコートで施工してありますから、

半年に一度の履き替え時の清掃でもこれで済んでいますが、

未施工であった場合は、

既に付着鉄粉に食い込まれ完全に綺麗にすることは無理でしょう・・・

異物付着や酸化を放置してしまうと、

いずれ塗装が酸化剥離されてきてしまいます。

 

 

ホイルガラスコーティングが必要かは、

お乗りの車のブレーキダスト量がどうなのか?

どのくらいの頻度でどこまでのホイル洗浄をすることが可能なのか?

でご判断をしていただくとなりますけれど、

ホイルガラスコーティングを施工した方が、

確実に汚れにくくなりますし、洗浄にも手間がかかりません、

出来れば❝フルコート❞がお勧めです!

注)上記の※)注釈のように、

低品質のコーティングですと、

熱剥離ブレーキダストによる酸化や、

酸性・アルカリ性強力付着物により短期で効果を失ったり

意匠性を損なう結果になり易いですので、

施工する際は使用コーティング剤をご確認いただき、

きちんとしたホイルガラスコーティングを施工なさってください!

 

 


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