これは一概には施工の是非は言えない施工かもしれません?
多くのディティーリングはやらないよりやった方が良い!
となりますけれど、レザーは黒~ホワイトと色々の色がありますし、レザーの種類もセミアニリンレザー~アニリンレザー(ナッパレザー等)様々ですし、
乗車の際も服装もデニム~シルクなど様々ですので、
レザーコーティングが必須の組み合わせと、
特段必要ない組み合わせがありますし、
所有期間にもよりますので、
短期リースの場合などは濃色系レザーであれば不必要かも?
例えばセミアニリンレザーのブラックレザーでカラーステッチもなく、
服装も摩擦の少ないニット・シルク・綿であれば、
殆どレザーは傷まないです!
逆に、
アニリンレザーの淡色系レザーで服装もデニムなど摩擦や色移りするようなものであれば、
かなり短期でレザーは傷んでいきますので、
レザーコーティングは必須と言えるでしょう!
・アニリンレザー:通常のレザーより、
更に柔らかい鞣しがなされており高級レザーとなりますが、
殆ど表面がプロテクトされていない為、
傷みやすい。
・セミアニリンレザー:一般的レザー内装に使用されていて、
表面にフッ素樹脂等でプロテクトされていますから傷も入りにくく、
アニリンレザーよりも丈夫です。
そもそもレザーコーティングの目的は複数あり、
・汚れ(染み込み・染み付き)防止
・クリーニングの簡易性
・臭いの染み込み防止
・摩擦による痛みの軽減
・滑り性軽減
・乾燥による劣化の軽減
等となります。
レザーコーティングは弊社では3種類あり、
・光触媒コーティング
メリット:酸化チタンの酸化還元反応により自然に汚れを分解した
り、臭い成分を分解し、エアコンダクト内もコーティング
されるため、送風口からの嫌な臭いがしにくくなります。
デメリット:上記以外の効力は在りません。
分解は有機物のみ分解可能で即効性ではなく一定時間が
かかります。
・フッ素系レザーコーティング
メリット:レザー表面がフッ素等で覆われるため、汚れがレザーに染
み込まない為、水拭きでも汚れが落ちやすくなります。
耐久性のある被膜ですので、通常は3年程度の耐久性を持
ちます。
デメリット:レザー表面が呼吸しにくくなるため、レザーが乾燥硬化
しやすく硬くなり、長期的にはレザー表面に割れが生じ
る可能性があります。
価格が一番高価。
・人工油脂滑り止め保湿コーティング
メリット:人工油脂によりレザーが保湿され柔らかさを保つため、長期
間使用してもレザーに割れ等が生じにくくなります。
ノンスリップ効果があるので滑りにくくホールド性が高くな
ります。
施工価格が一番安い。
デメリット:油脂により多少の撥水性がりますので軽度の汚れであれ
ば付きにくくなりますが、汚れを放置してしまうと、染
みになる可能性はありますし、インディゴは染みになり
ますし、臭いの付着も防げません。
油脂性のコーティングですので、耐久性的には1年程度で
再施工を繰り返す必要があります。
のように、それぞれにメリットデメリットがあります。







