法人プレミアム会員様の役員用車両で、
昨年11月に新車購入されて弊社で施行頂いておりましたが、
年末ギリギリの時点で、
他の社員様が役員宅にこのお車を回送している際に事故を起こされてしまい、
弊社に御入庫いただきました・・・
事故をされた社員様から事故の状況理由をお聞きすると、
中央自動車道追い越し車線を走行中右側ガードレールに右側全体を接触させてしまったとか・・・
何故?
これが現在のハイテク装置への過信から起きた、
私が最近危惧していた理由による事故です。
前方車両自動追従とクルーズコントロールと走行車線自動認識走行の、
所謂衝突回避補助システムを全てON状態で走行され始めていたそうですが、
走行中にこのシステム中走行車線自動認識走行のスイッチを知らずにOFFにしていたらしく、
そうとは知らずハンドルも殆んど握っているとはいえない状態で、
前方では無く助手席の方のほうを見て会話に夢中だったそうですが、
知らぬ間にガードレールに接触していたそうです・・・
まだ左車線の他車に向かって接触していかなかったですので、
単独事故で済みましたが、
破損状況を見る限りかなりのスピード出ていたと予想されますので、
他車巻き込み事故になっていれば、
多重事故で下手をすると死亡事故になっていた可能性すら否定できません。
今回は、
運転者自身が無意識に衝突軽減&時度運転補助装置を解除してしまっていたと言う理由ですが、
これ以外にも装置故障や、
センサーなどの汚れ・雨・雪などで突然作動しなくなると言うリスクもありますから、
ハイテクシステム依存や過信は逆に大事故に繋がる危険性を孕んでいるのでは?
と私は正直まったく信用はしていません・・・
実際弊社のお客様ご自身やご家族・知人の方で、
衝突軽減自動ブレーキや誤発進防止装置が機能せず事故になった事例はいくつかお聞きしています・・・
その中には、
作為的に一旦停止を無視して交差点に進入し、
自動ブレーキで止まる筈と思い込んで事故になり、
その責任をメーカーに対して裁判まで起こして賠償請求したそうですが、
結果そんなことは認められるわけも無く、
逆に過失傷害で実刑になったと言う方すらいるそうです。
それを考えると、
逆に周りの車信用できず走るのが恐くなります・・・
過去には弊社お客様でも、
圧雪状態の道路をノーマルタイヤで数十Km来られ、
「走行補助装置が付いているから、全然走れましたよ!」
とか、
「ワインディングでは、コーナリング補助機能があるから、バンバン飛ばしてもハンドル・アクセル・ブレーキ車が制御してくれるから、凄く速く走れますよ!」
見たいに、
ハイテクは絶対性を持つ物と勝手に思い込んでいる方もいますから、
かなり道路上は危険人物で一杯です・・・
前記しましたように、事故修理には昨年年末に板金塗装工場に入庫ををしていますが、
修理完了には約3ヵ月半弱を要してしまいましたけれど、
確かに修理範囲が広範囲で修理自体他に時間が掛かったと言うのもありますが、
最大の理由は部品在庫が殆んど国内に無く、
しかも本国オーダーしても本国にすら部品ストックが無く、
やっと生産されて出荷されたと思いきや航空便ではなく船便・・・
しかも上海経由の船便で上海積み替えで、
コロナウイルスの影響で殆んど上海の税関が機能しておらずタダタダ部品待ちで時間経過してしまいました。
運タイミングもありますが、このお車以外にもプジョー現行車種の部品発注してみると、部品在庫状況は同じで、
入荷の目途たたずみたいな回答が来ましたので、
どうやらプジョーに乗るには故障や修理が必要になった際には、
数ヶ月は乗れない期間が生じる可能性を覚悟しなければなりません・・・
こんなあてにならないメーカーの車買います?
しかも板金塗装修理完了後、ハイテクセンサーの再リセットの為ディーラーに入れれば、
専用テスター繋げば半日で終わる作業を10日以上待たされる等、
ダメディーラーとは良く耳にはしていましたが、
ここまで体制が整っていないとは・・・
それでもやっぱり買います?
今回の板金塗装範囲は右側側面全てと、フロント&リアバンパーと左フロントフェンダーでしたので、弊社保険支払い修理でのコーティング補修範囲は、
これら修理パネルに隣接パネルが追加されますので、
リアハッ・左フロントドア・左クオーター・ボンネットが追加され、
これら隣接パネルにはまずは“鉄粉クリーニング”を行います!
実際新車納車されての実稼動期間は2ヶ月弱ですが、
走行距離は営業車&遠距離通勤で使われていますので7,000Km弱ですけれど、
それにしても鉄粉の付着量は非常に多いです・・・
こちらの使用役員様、
個人でお持ちの趣味車もそうですが、
あまり外観上の程度やお手入れは興味が無く、
機械的な部分には非常に手間やお金を費やす傾向が顕著ですので、
このお車も恐らく殆んど洗車はされていなかったのでしょう。
使用頻度が高いですので、
せめて1週間に一度は洗車機に入れていらっしゃれば、
ここまでの鉄粉付着は防げたはずです!
今回も保険修理での弊社と保険会社とのコーティング補修協定に従い、
再塗装パネルは“02スタンダード・ソフト磨きコース”で行い、
隣接パネルは“01スタンダード・ソフト磨きコース”で行います!
このお車の場合全体を13パネルとみなしますが、
結局コーティング補修パネルは11/13となり、
既存未施工パネルは2パネルのみとなりますけれど、
正直ここまでの広範囲となると、
丸ごと1台施行にしたほうが弊社の料金規定上では安くなるのですが、
これはこれで大手損保やダイレクト系損保の場合は、
料金より規約重視となりますから、
この施行範囲となります。
共済系ですと、
規約に融通性を持たせることもありますから、
今回のように丸ごと1台にしてしまったほうが安上がりとなると、
恐らく丸ごと1台施行を望まれたでしょう!
今回の保険加入はフリート契約と言う、
多大数一括契約だそうですので、
今回の事故修理金は200万円近いですので、
契約台数全ての等級低下が起きても自費修理よりは自己負担は相当低くなりますが、
全損担保・免責0までは良かったのですが、
代車費用特約には加入なされていなかった為、
この3ヵ月半の通勤に昨年奥様が買ったばかりのランクル200を使用され、
10,000kmも走行してしまったそうです・・・
弊社のお客様の保険契約状況をお聞きしてみると、
この時代ですから車両保険加入比率は高いですが、
事特約付帯となると意外と代車特約・無過失事故特約・諸費用特約・弁護士費用特約等を、
保険料を安くする為付帯されていませんが、
現実これらの特約負担額はさほど大きくないですので、
一度事故でこれら特約を使用する必要が起きた場合には、
自費負担をされることを考えれば特約料の方が明らかに安上がりですから、
私は出来る限り特約付帯はなされていたほうが無難と思います!
流石に使用は2ヶ月間ですし、その間の洗車回数も数回でしょうから、
既存未塗装パネルは鉄粉の付着はあっても逆に殆んど傷は入っていませんし、
他車両での前回再塗装時のように再塗装→仕上げ磨き→洗車という板金塗装屋さんでの作業でも、
傷入れは殆んど無く、
確認可能な傷は1本だけでした!
前回のレクサスの板金塗装後の傷入れに関しては、
特に洗車時の方法や最終確認を自然光だけでなく照明確認もするように改善を求めましたが、
どうやらそれら改善が功を奏したようです!
人も会社もどうしても忙しさや目先の利益や面倒臭さから、
本来するべきレベルの自覚があってもついつい楽なほうへ流されやすいですが、
そういう時こそ自身を律したり、
周囲からの苦言を聞き入れることが大事ですねー
磨きは前記したような理由により、
非常にスムーズに進めることができました!
新車が更に新車になったみたいな感じですねー
但しこのお車の施工中に、
突然発熱がありもしかしたら感染・・・
とかなりビビリ、
近々で来店された方に注意喚起を促しましたが、
田舎人の危機感の薄さからか、
「俺は移らない!」
「感染なんかしてるはずが無い!」
「何の症状も無いから大丈夫!」
等、
根拠の無い自信というか過信している方が9割であるのには正直ゾッとしました・・・
こういう人に限って、
聞けばマスクも手洗いもうがいも一切していないそうですし、
当たり前に個室で連日のように飲み会行っています・・・
この様な危機管理が何も出来ない人が、
ここまで感染が拡大しても不安感も無く警戒もせずに生活しているのですから、
感染拡大するのも当然です。
しかも高齢・既往症もあるのに・・・
心配された発熱も翌日には平熱になり、
大事は無かったのですが、
前日に雨の中半日洗車をしていてどうやら風邪をひいたようです・・・
この様な時に、新型コロナウイルス感染でなくとも、
インフルエンザや風邪をひいて体力・抵抗力を低下させてしまうと、
より感染リスクが高まりますから、
通常の健康管理にも普段以上に気をつける必要を痛感いたしました!
弊社では現在敷地内立ち入りは、理由立寄り時間関係なくマスク装着は必須!
マスクお持ちでない場合は、
お帰りいただきます・・・
工場・事務所内立ち入り時は、
手のアルコール消毒してから。
打ち合わせ等会話をする必要がある場合は、
サーモ温度計で体温を測らせていただいています。
過剰対応と思われるかたも多いでしょうが、
工場内や私が感染・汚染してしまえば、
お客様に多大なご迷惑をお掛けすることになりますし、
弊社のような零細企業では倒産の引き金にもなりかねませんので、
ご理解ご協力をお願いいたします!
この措置は、
長野本店・京都店共です。
POUGEOT プジョー 508SW 1.6GT (3DA-R8AH01)
事故修理板金塗装=補修磨き&ガラスコーティング施工終了
お預かりは新型コロナウイルス報道が頻繁になりつつある年末からでしたが、
こちらのお車のオーナーである会社様は、
中小企業ではありますが長野県内では屈指の工作機械製造メーカーであられ、
取引先は国内1部上場企業から世界各国に及び、
当然中国には主要取引先も多くあられるそうで、
以前はこのお車を使用している役員様は月の半分以上を国外出張されていたそうですが、
昨年12月の中国新型コロナウイルス発症以降出張取り止めが現在まで続いているそうです。
結果工作機械の設置セットアップに社員が行けない為に、
国外輸出は停止状態で、
売り上げ減少は半端無く、
一台の機械の受注打ち合わせから販売設置まで約半年を有する為、今後2~3ヶ月で沈静化したとしても、
年内の国外輸出売り上げは絶望的だそうです・・・
しかし、
国内一部上場企業との取引があるからそこを増やせば大丈夫!
と素人考えで思いましたが、
国内製造業も受注減や部品入荷の滞りなどから生産減少しているため、
国内市場拡大も難しいそうです・・・
ですが、
この会社驚くほど過去業績が良く、
私もお付き合いはありますが社長様の堅実な経営方針により莫大な内部留保を有していますので、
年内くらいは追加借り入れなどしなくとも、
体内脂肪消費で十分凌げるそうです!
とは言え、1年以上続くとなると?
だそうですが、弊社などは1ヶ月ですら?
ですから、
もうちょうっとまじめな健全な経営をしてくるべきであったと、
ここに来て反省していますが、
事おきてからの反省では“事既に遅し”です・・・
私の友人の山林事業関係の社長がおりますが、
この時節に先日ポルシェケイマンGT4を現金で購入し、
同時に911ターボSのオーダーを入れたとか!
この大不況突入時に何故?
マスク・トイレットペーパー等紙の需要増で、
チップ需要が増えたらしい!
この事態での、
好景気になる業種と、
底に落ちていく業種と明暗2分化・・・
新車時施行のガラスコーティングは、こちらの会社様は何時も、
“マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング”ですが、
この傾向は古参のお客様に多く、
最近のお客様ではあまり選択はされませんが、
低予算で管理が楽で其れなりの耐久性能と言う条件であれば、
打って付けかも知れません!
一膜性金太郎飴ガラスコーティングですから、
摩擦磨耗していっても、
基本機能は変化しないのが、
人気の理由かも?
このたびは非常に長期の修理期間が必要になり、大変不自由をお掛けいたしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
しかし、どうも社用車では毎回何らかのトラブル事故がつき物みたいになってしまっていますから、何か因縁みたいなものあるかも。
考えてみれば、ツーリングの際も事故ではないものの、故障トラブル発生率もNO1であることも、やはり何か因縁あるのかも。
私変なところが信心深いので、なんか勘ぐっちゃいますが、今度京都店いらした際に、一緒に写経or写仏&座禅でも行って、因縁・厄落しでもして、精進落としで摘み草料理でも食べに行きましょう。
残念ながらお話しましたように、倶楽部メンバー経営者・役員と重責を担った方ばかりですので、感染しての会社経営支障の発生は避けなければならない等の配慮から、今年一杯は倶楽部メンバー全員での活動は中止することといたしましたが、少人数での個別遊びはしていますから、私も3~4月にかけてアングリアの整備・車検を行って京都店に持ちこみますので、前記したように写経or写仏&座禅と摘み草料理と高雄ドライブウェイドライブでも機会を作っていきましょう。
長らくお預かりいたしまいて、申し訳ございませんでした。
社長様にも、宜しくお伝えください。
会員クラス | 法人プレミアム会員 |
---|---|
車輌クラス | クラスL |
コーティング | |
磨き | |
外注施工 | 外注施工1=部品交換・塗装(右フロントフェンダー・右フロントドア・右リアドア・前後バンパー・右フロントホイル・該当箇所エンブレム) 外注施工2=板金塗装(左フロントフェンダー・右クォーター) 外注施工3=衝突軽減装置等コンピュター制御装置再設定(ディーラー) |
施工料金 | 施行料金:保険会社支払いの為非公開(損保ジャパン日本興和損害保険=フリート・全損担保車両保険・免責0) |