常連様で正会員のお客様からのご紹介ですが、
今回はお母様です!
会員様とその奥様がSUV好きなのは昔より存じておりましたが、
まさかお母様までとは思いも及びませんでした。
私も20数年前初期型スターワゴン乗ったこと有りますが、この頃は毎日建築現場に行っていましたので、
お昼寝用に使用していました。
確か2.3Lのディーゼルターボエンジンだった記憶ですが、平地では左程パワー不足も感じませんでしたが、
山道や不正地道路ではパワー不足は否めず、
この頃同時所有していたジープのJ37ガソリン2.6Lと比較してしまうと、
とてもオフロード4駆としての機能は充たしておりませんでした・・・
それとこの時代のミツビシのディーゼルエンジンの排気ガスは物凄く、一寸深めにアクセル踏んだものなら、
煙幕並の排気ガスがモクモクと出てしかも強烈な臭いも伴い、
不快感と恥ずかしさを感じたことを思い出します。
弊社に入庫してくるディーゼルエンジンはこの10年くらい国産車ではマツダ以外滅多になく、
そのマツダのディーゼルも短距離走行では問題が山済みらしいですし、
まともなディーゼルと言えば欧州車ですが、
特にドイツ車のディーゼルに比べ音もうるさく排気臭の臭さは尋常ではありません・・・
これでは日本車はディーゼルが敬遠されるのは仕方ないでしょう。
何故ドイツ車並のディーゼルエンジンが作れないのか?
三菱自動車は現在ニッサンの子会社ひいて言えばルノーの子会社ともいえますが、フソウは現在ダイムラーの子会社となり出身母体シンボルマークは共通すれども、
既に三菱財閥系企業とは言えなくなっているのでしょう。
昔の三菱重工業傘下として共に経営されていれば、
フソウグループのディーゼルエンジンのノウハウも有効利用できたのでしょうが、
ルノーのディーゼルエンジンのノウハウではこうなっちゃうのでしょうねー
シンプルで使いやすそうなスイッチ配置です!
しかもパネルが、
ピアノブラックではなくパールっぽいのも良いでねー
然し、
駆動切り替えが2WD・4WD・ロックしかないのですが、
昔のデリカにはHi&Lowのトランスファーあったような。
2T弱の車重と150PS(37kgf・m)に満たないパワーでは、泥濘地や急登坂路ではローギヤがなければ4WD+ロックをしたとしても、
走破はできないでしょう・・・
つまり車高を高くしてデパーチャーアングルを稼いでみたところで、
それが生きるシュチエーションでの駆動力が残念ながら生まれてきません。
なんかがっかりです・・・
3代目のデリカあたりからかなり乗用車的になり、シャモニーみたいな特別車がラインナップされ、その当時からグローブボックスにその特徴を描くようになった記憶があります定かではないですが?
但しこれ、
ボディにも似た専用ストライプ入ってしまっていますけれど、
オーナーの意思で除外する事はできないのだそうです・・・
ディーラーにも剥いでもらいたい旨申し込んだそうですが、
リスクが高いため断られてしまわれたとか・・・
弊社にも打診ありましたが、
費用の問題は別として手は出したくないですねー
結局最終的にはこのままで良い事となりましたので安堵!
メーカー→PDI→ディーラーまでの間、車輌識別のためいろいろの紙がはられて来ますが、
紙をはいだだけで糊を落としていません・・・
ディーラーに言えば納車前にきちんとします!
と答えるでしょうが、この段階で放置しているようでは、
このまま納車していたでしょうね・・・
ディーラー→電装屋さん→弊社→ディーラーにて納車と言う、何時ものパターン工程を経ていますので、息子さんである会員様もオーナーであるお母様も、
未だ現車確認をしておられません・・・
弊社で車輌確認を行ってみると、
トップ部分は殆どパーフェクトですが、
側面はそれなりに傷入っています。
どうやらトップ部分は保護シートがはられていたようで、
シート残骸がありました。
側面も保護シート張れば傷入れは防げるでしょうが、
経営難のミツビシではそのようなコスト迄はかけられないでしょうけれど、
一度失われた信頼を取り戻すためには、
損して徳取れ的行動は必要でしょうねー
お母様のお車ですので、
意匠性的な追求よりも予算重視とのことですので、
傷は取りきれなくとも艶が上がることを優先とのことで、
“01ライト・ソフト磨きコース”の艶優先での磨きといたしました!
この場合、
極軽度のスクラッチ傷程度は除去できますが、
浅い線傷や肌調整までの研磨力はありません・・・
極端に酷い傷はありませんでしたが、
前記しましたようにそれなりの傷は入っていますけれど、
この程度がギリギリ新車の磨き割引の適応範囲内です!
トップも側面と同じくらいの傷があれば、
適応範囲外となっていました・・・
右のCピラーには圧縮傷ありますが、
これはかなり深そうですので、
これは今回の磨きコースでは太刀打ち出来ないでしょう・・・
光の当たり方のもよりますが、目立つと言えば目立つかも?
恐らく位置的に言えばPDIやディーラーでの洗車時に、
体を預けてボタンかチャックで付けた傷と思われます・・・
やはり駄目でした・・・
ピラーの傷も側面の線傷も残りました。
ミツビシの車自体施工台数が極端に少ないですので、
コンパウンドの適合性が今一つ把握できていませんが、
弊社オリジナルの汎用タイプの中間仕上げ・最終仕上げ用を使用してみましたけれど、ホンダやスズキほどはコンパウンド絡みませんが、
クリアが荒れている面では絡み易くなります・・・
これは、
塗装密度が粗いことと、
恐らく熱に対して弱い塗装と想像出来ますので、
紫外線劣化や洗車機の過度の摩擦を受けると、
経年劣化のなかでクリアが剥がれる症状が出やすいかもしれません?
このお車はパールホワイトですので極端な事は起こり難いでしょうが、
確かにミツビシの濃色車ではクリア剥離した低年式車は良く見かけます・・・
トップ部分は程度良好でしたので、
特にムキになって磨く必要もありませんでしたが、
クリアに小さなピンホールのようなものが多く、
やはり其処が原因となりコンパウンド絡みを誘発します・・・
新車塗装ラインは、
基本的には防塵ルームとなってはいますが、
完全に埃の進入は防ぎきれませんから、
塗装修了後表面に付着や嚙み込んだゴミを取り除く物取りと言う作業が行われますが、
その際ゴミを取り除いたあとのピンホールにクリアを差込はしていないのかもしれません?
尤もそれを行なうことが良い事ばかりとは限りませんし。
今回心配だったのが膜厚でしたが、
一昔前のミツビシの膜厚は薄ければ60μ台厚くても90μ在ればマシでしたけれど、
このお車は130μ近く有りますから以前に比べ誠意的車作りになって入るのかも?
構造的にもきちんと作られていると良いのですが、
どうしても一度染み付いたイメージがありますから、
全幅の信頼と言うわけには行きませんねー
MITUBISI ミツビシ デリカD:5 ジャスパー(LDA-CV1W)
コーティング終了
然しこのデリカと言うジャンルはレアなジャンルと言えるでしょう!
1BOXでありながらオフロード4駆、
アメリカならダッチRAMと言うかなりヘビーなものありますし、ロシア製でもレトロでありながらも走破性能はバッチリと言うものが存在します。
但しそれらに比べデリカはオフロード性能では足元にも及びませんが、
アメリカやロシアと違い本格的悪路が存在するわけでは無いですから、川原や野原にキャンプやBBQに行った際、
スタックや腹擦りせずに安心して入っていけば十分でしょう!
但し、
重心も高いですからバンクやモーグルでは転倒の危険度はかなり高いですし、
砂や泥濘地等での脱出性もローギアが無いですから低いので、
無理は禁物です。
過去古い友人がダム湖の湖岸に車で下りて釣りをしている際に、
雨に降られ帰ろうと思ったら、
完全スタック・・・
呼ばれてランクルで救助に行きましたが、
ランクルでも近づけずウインチでもアンカーが十分に確保できないため、
逆にランクル引き摺りこまれてしまいます。
結局は弊社の大型ユニックまで出動させてクレーンで引き出す始末・・・
時々起こる事故にこの様な大丈夫だと思った!
有りますが、
オフロードや雪道では一寸した変化で走行不能状態に陥りますから、
4駆だからと言う過信は禁物です。
予算の事もありますが、過去施工して頂いているなかで、
安価ではありますが性能的には実績は十分の、
“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”をご依頼いただきました!
確かに極端に優れた性能は上級商品のように持ち合わせてはいませんが、
弊社ラインナップでは最古参になりますので、
その施工実勢に裏付けられた基本性能は安心です。
恐らく弊社施工実績では1番多いと思います!
素人の方の多くは、どのコーティングが良いの?
とか、○○というコーティングが良い!
等と、
単純にコーティングの良し悪しを商品として捕らえがちですが、
確かにそこに性能差や意匠性差は存在しますけれど、
まずはコーティング施工前にどれだけきちんとした“脱脂”を行っているか?
が問題です。
どれだけ優れたコーティングであっても、
塗装表面の脱脂が不十分では、
ガラスコーティングは弾かれてしまいきちんとした製膜は出来ませんし、
艶も曇ったものとなってしまいます・・・
恐らくプロ施工店であっても9割以上はドライでのアルコール脱脂ですが、
アルコール脱脂では油分を移動しているだけで塗装表面から、
完全に除去することは不可能です。
きちんとしたより100%に近い脱脂を行うには、
水性脱脂剤を使用して流水洗車を行いながら脱脂剤自体も洗い流しきる必要があります!
ドライ脱脂に比べると3~5倍は時間が掛かりますし、
脱脂剤自体の価格にいたっては10倍以上高くなります・・・
しかし、
これだけの手間とコストは確実に視覚的仕上がりに影響しますし、
当然密着性が違ってきますから耐久性も影響を受けます。
当然弊社では、
水性脱脂剤使用・流水洗浄で脱脂を行っていますし、
静電気除去プライマーを含んでいますので、
ボディの静電気帯電斑による製膜斑も発生しません!
これからコーティング以来を考えられている方は、
どのような脱脂方法をとられているかも重要事項として選択の際の条件に加えたほうが良いですよ。
当然レジントップコートもご依頼いただきましたが、
ベースコーティングの耐久性能を高めるために、
今回は“レジントップコート・コクーンSP”をおごって下さいました!
通常のSTDは、
コーティング初期製膜時の不安定期間となる1~3ヶ月を守ることだけが役目となりますが、
SPでは6ヶ月~1年間のコーティング保護機能が在りますので、
ベースコーティングの基本耐久期間を延長できるメリットがあります。
これに関して、どちらが得なのかは、
各々のオーナー様方の考え方次第ですねー
この度は、ご紹介頂きましてありがとうございました。
奥様以外のご家族の施工は初めてとなりますが、今後のご使用時のご感想が楽しみです。
これで3世代に亘りアウトドアにこのデリカとハイラックスで出かけられることもあるのでしょうが、お子さんはいわばオフロード・アウトドアの英才教育受けているようなものですね。
ワイルドな育ち方良いと思いますね。
勉強も当然大切ですが、スポーツや自然に触れていくこと、同じように大切ですから、それらを体験することで選択肢も広がっていくでしょう。
成長を又拝見させて頂くのが、楽しみです。
車輌クラス | X-1 |
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コーティング | |
磨き | |
オプション | |
施工料金 | 155,285円税込み(代車使用なし割引―5%・ご紹介割引―5%・女性割引―5%・新車割引磨き―10%・淡色車割引磨き―5%・波板ルーフ割増磨き+10% 適応) |