京都市内のご新規のお客様ですが、
弊社オリジナルの光触媒ボディコーティングにご興味を持たれ、
メールのお数回にやり取りでHPからご予約を頂きました!
弊社以外にも何店舗か見積もりに行かれたそうですが、
その中で印象的だったのが、
某フランチャイズ?の広告も派手に打たれている有名な奈良店のお話しでした。
一時ほど業界では話題にならなくなりつつあるセラミックコートの3層コートを勧められたらしいのですが、
何と施工価格は60万円・・・
中古車として購入された車輛価格の約1/3もの施工を提示するその度胸は凄い!
と思うのですが、果たして車輌価格対比でそんな施工を選択する方がいるのか?
と私はいぶかってしまうのですが、
その価格でも施工される方がいらっしゃるから提案するのですねー
さらに驚いたのは、
店長orマネージャーらしき方が現れ、
「たまたま私がいますので、今お決めいただけば8万円お値引きします!」
といきなりの、
13%OFF!
それでも十分な利益が取れるのか?
偶々暇だから利益度外視なのか?
これ関西出身の弊社のお客様方には、
「関西では値引き交渉が一つの買い物の楽しみみたいなものなので、
定価価格は鼻から値引きを見越して盛ってあるんだよ!」
と、
関西商売の慣習はお聞きしてはいましたが、
ここまでとは驚きました・・・
施工の内容に関しても、
私の知識・感覚からするとそんなこと言ってしまって良いの?
としか思えない、
驚きのセールストーク!
「このセラック3コートであれば、一生モノのコーティングですので、
一生再施工は必要なく、年一回のメンテナンスも無料です!」
「磨きも相当きっちり行います!」
だそうですが、
確かにモースコード9H以上あり膜厚も10μを超えるようであれば、
相当年数は持つでしょうが、
そもそも一生とは10年位なのか?
人の寿命の様に80~90年位なのか?
凄く曖昧です・・・
車の一生とは千差万別で、
実際スクラップになる迄、
10年位から下手をすれば私のアングリアの様に60年以上とか、
中にはコレクターモデルであれば100年みたいなものまでありますから、
どの範囲を言っているのか?
その間永遠にメンテナンスは無料で年一回対応し、
且つ保険賠償対象となりうるのか?
それとも、殆んどのオーナーは3~5年で買い替えるからオーバーに言っておいても大丈夫と言う、
詐欺的オーバートークなのか?
そもそも私はこのセラミックコートなるもの自体を、
発売当初からまったく信用していません・・・
その理由は開発国がロシアと言う、
殆ど化学や物理の世界に於いて先進性を持たない国で、
ましてやクルマ文化で言えば完全な後進国で、
繊細な車のコーティング剤など開発できるのか?
が疑問ですし、セラミックとは基本的には磁器(石)に含まれる成分を液体シリカにして透明な被膜化が可能なのか?
ですが、もし可能だとすると、何故敢えてガラスコーティ製膜時と同じであるシリカを、
あえて製造困難でコストのかかる方法で作るメリットは何なのか?
が皆目理解できません・・・
実際国内大手や老舗コーティングメーカーでは、
どこでも開発対象にすらなっていないそうです・・・
しいて言えば、名古屋の在韓のかなり怪しいメーカー?が同じネーミングで製造(パクリにならないのか?)しているそうですが、
どちらも信頼性に欠ける国が発祥ですからねー
スタンダードな施工方法はシングルコートらしいですが、
オプションとして2コートや3コートも選択できるそうですけれど、
そもそも施工方法がクォーツなどと同じようにスプレーコートですので、
霧化させたコーティング剤が塗装面に到着する前の時点で、
液体→被膜となるための加水分解反応を起こしてしまっていますから、
1回目のコーティングが終了して2回目をスプレーコートしても、
既に化学結合も共有結合も起こせるはずはありません・・・
しかも2コート以降同じコーティング剤では、
製膜時の密度が同じですから、
コーティング密着に必要なスパイク効果もまったく得られるはずがありませんから、
これではただ膜を上乗せしているだけで、
必要な密着は得られませんので、
耐久性が一生ものなどと言う事は科学理論的に完全な眉唾としか考えられませんが、
一応学生時代化学・物理専攻してきた私はこのような結論に行きつきますけれど、
もっと専門知識お持ちのからいらっしゃり、
正当理論あるようでしたらお教えください!
オーナー様は過去にウインドウのフッ素撥水は施行経験おありでないそうですが、
お勧めのオプションを質問頂きましたので、
弊社では半数以上のお客様が施工されている、
❝スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング❞の、
フロント基本セットをお勧めしました!
弊社の使用するフッ素は、
工業用最高級と言われるC8フッ素を使用していますが、
既に2年以上前に法律でC8フッ素の製造は禁止され、
現在ではC4フッ素が最高となってしまっているところに、
欧州では2年後に全てのフッ素の製品使用が法的に禁止になる事が決定していますので、
既に欧州ではフッ素の製造は行なわれておらず、日本国内ではまだ法的強制には至っていないそうですが、
既に原料製造メーカーも在庫出荷のみとなっているそうですので、
世の中からフッ素撥水と言うもの自体が1~2年で完全に無くなります・・・
つまり、
デュポンが開発した焼き付けフッ素テフロンと言う、
フライパンなどに使用されてきたテフロン加工と言うものが、
市場から完全に消えることになります。
既に調理器具では出始めているダイヤモンド加工に切り替われるのでしょうが、
ウインドウ用としては性質が親油・親水ですから使えないでしょうね・・・
私が聞くところによると、
各コーティングメーカー共にフッ素→油性ポリマーに切り替えていているそうで、
初期の撥水効果はC8フッ素同等迄漕ぎ着けたそうですが、
撥水持続は3か月程度しか確保できていないそうです・・・
しかも製造原価はフッ素よりも高額だそうですので、
施工にかかる手間は同じで仕入れ原価は高くなっても、
効果持続期間は3か月では、
施工単価設定しようがありませんから、
よほど現状よりも高耐久の製品が開発されない限り、
弊社も秋ごろには通常メニューから削除となります。
但し幸いにもまだ弊社にはC8フッ素在庫有りますので、
会員様や既施工の非会員様やご新規でも高額施工のお客様に限りに、
施工を9月より限定いたしますので、
後2年くらいはしのげるかも?
その間に、フッ素に替わる、
耐久性を伴った新素材のウインドウ撥水コーティング剤が出来上がることを待つのみです!
経年の割にはヘッドライトカバーは、
傷んでいませんが、
今後急激に劣化進行することも考えられますから、
此処で劣化防止の施行を行います!
多くの施工店さんでは、
ヘッドライトカバーの下地処理に、
ヘッドライトクリア改質用溶剤(流石にトラブル続出で減っているようです)か、
ポリッシングを行ってから、
ボディ用orヘッドライトカバー専用ガラスコーティング剤での処理をなされているようですが、
弊社も一応メニュー上では同じ施行内容ありますけれど、現在では、
ヘッドライトカバー専用ガラスコーティング材のみの施行は行なっておらず、
どうしてもコーティング処理を望まれる場合は、
会員様のみ施工可能な、
特殊なベースコートを施工してのコーティングとなりますが、
今回はご新規のお客様ですので、
その方法は取れませんので、
❝ペイントプロテクションフィルム❞での施工とさせて頂きました。
が、
後日ヘッドライトカバー左右両端のフィルムが浮いてしまったの事で御連絡を頂きましたれど、
稀にフィルムの糊粘着力が低下していたりして浮を生じることがありますので、
恐らく今回もそのような理由と思われますから、7月に京都店に戻った際に、
新たなフィルムで貼り直させて頂きます!
ご迷惑をお掛けいたしまして、
申し訳ございませんでした・・・
経年からして、
妥当な鉄粉付着量です、
磨き前に磨きで鉄粉引きずりで傷を入れることを防ぐために、
磨きコースが03磨きコースですので標準施工で❝鉄粉クリーニング❞にて、
付着鉄粉を除去します!。
施工店さんおHPは星の数?ほどありますが、
腕自慢はよく見かけますけれど、
実際磨き前の下処理の具体的方法や、
磨きの研磨内容や現実何処迄リセット可能なのか?
等、
本当は一番説明しなければならないことは、
意外とキチンと説明しないようですねー
何故ですかね?
凄く深い傷が沢山と言うわけではないですが、
積年の洗車傷には埋め尽くされていますし、
それより問題なのは、
花粉&黄砂等による数ミリの酸化痕です・・・
この様なものは、放置期間によりますが、
下手をするとクリア厚の数10μを超え有色部分まで酸化している場合もありますので、
酸化物の付着が確認されたら、
コストはかかっても早めに除去作業を依頼されることが重要です!
今回の磨きは、側面等の状態は置いておいたとしても、
トップ部分のこの酸化痕除去のため、
❝03スタンダード・ソフト磨きコース❞といたしましたが、
酸化痕の深さは事前判断はまず無理ですから、
軽減できるか?
除去出来るか?
やってみたとこ勝負です・・・
が、
オーナー様は04or05磨きコースまで考えられていたようなお話もありましたが、
確かにそこまで行えば殆どの酸化痕は除去は出来るでしょうけれど、
私個人の価値観判断では、
まずは車輌価格対施工費バランスや施工後の管理がどれほどきちんと行き届くのか?
とか、
施行自体が非常に重労働なうえ04or05磨きコースでは100%赤字設定単価ですので、
ある意味趣味的要素が大きいため、
よほど施工予約状況に空きがあるか、
車輛自体にそこまでやる価値を見出せないと、
なかなかお受けするのは難しいです・・・
実際過去の施工例でも、
トラブルリセットでは部分的な施工が殆どですし、
全体施工では経年リセットではなく、生産時の塗装状態(クリア柚子)を完全して、
写真の様な完全な写り込みをする鏡面に作り変える事を目的としていますので、
多くはFRPボディのスポーツカーや全塗装後のクラッシックなどが殆どです!
又施工時間数カ月とか掛ける場合もありますので、
京都店の様な2台しか施行スペースがない店舗では無理ですから、
長野店迄お持ちいただくか?
陸送費用をご負担していただく必要があります・・・
つまり、
よほどでない限りの施工ですねー
前オーナーも現オーナーも、
余り洗車はされなかったのか?
洗車されても、
拭き上げをほとんどされなかったのか?
なかなかこれだけびっしりイオンデポジット(水染み)に覆われるのは、
珍しいです・・・
幸いにもクレターまでは進行していないような?
側面も傷に覆われていますが、
酸化痕もあります・・・
側面の酸化痕は、
滅多についている車は無いですから、
やはり汚れたままで洗車をあまりしないで放置していて、
汚れに花粉や黄砂が引っ掛かり酸化痕になってしまったのでしょうねー
流石❝03スタンダード・ソフト磨きコース❞、
余りに派手なイオンデポジットでしたから完全には無理かな?
とも思っていましたが、
予想以上に除去できました!
見た感じより実際は深い傷多かったです・・・
事によると洗車はブラシとか使っていたか?
ドライの状態でも擦ったりしていたかも?
位一寸酷いですね・・・
アウディの堅い塗装で、
ここまで深い傷多いのは正直あまり弊社ではお目にかかりません・・・
ボンネットは大方傷も除去出来、
酸化痕も、
写真ではないように見えるまでになりましたが、
ペン先で突いたような、
小さな痕跡は残っています・・・
車は子供と同じで、
手を抜けば抜いたなりにしかなりませんが、
かといって方法を間違えてかまいすぎても、
また違う問題が出てきてしまいますから、
難しいですよねー
Audi アウディ A3 1.4TFSI(DBA-8VCXSL)
磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了
オーナー様は元々は関東出身の方だそうですが、
現在は京都市内に一人暮らしだそうで、
今後関東に戻られるか?
京都で暮らし続けるか?
で迷われていらっしゃるそうですが、
知り合いも少ない所での晩年の暮らしは、
不便・心細い等デメリットが多いのは、
私自身今年になって身に沁みましたが、
私は実家自体を処分してしまいましたら、
今更芋退くことも出来ない状況に自ら追い込んでいますから、
京都での生活に馴染めなくとも恐らく京都で生涯を終えると諦めていますが、
昔からの知人や親戚等居る地元の方が晩年は穏やかに暮らせるのでは?
とも思ってしまいます。
今回弊社に御興味を持って頂けたのは、
ボディコーティングの光触媒だったそうです!
と言う事で、
今回は❝光触媒専用ガラスコーティング+光触媒コーティング❞と言う、
親水性セルフクリーニング機能Wコートとなりました。
この3年余りのコロナ禍で、
今まで光触媒の言葉すら知らなかった方でも、
かなり多くの方がお知りになる機会があったようで、
弊社では既に20年くらい前から建築事業部で建築光触媒のコーティングは行なっていましたが、
中々花開かずにいましたけれど、コロナ禍のおかげと言っては不謹慎かもしれませんが、
一気に光触媒が脚光を浴び世間で知名度が上がりました。
が、こちらのお客様は、
技術・開発・研究方面のお仕事らしく、
化学&物理の知識は弊社のインテリお客様の中でもかなりの方です!
正直この仕事をしていて、
見積もりのみで施行なさらない方の殆ど全てのお客様は、
磨きについてだけでなくコーティングに関しても、
真偽の定かではない文句に踊らされ、
それが化学的・物理的に裏付けがあるかなど問題にはされておらず、
調子のいい謳い文句に踊らされている方が残念ながらほぼ全員ですので、
弊社の様にデメリットも説明してしまうと、
却って色々な意味で疑いをもたれるのでしょうねー
光触媒コーティングは、
紫外線の力により付着した有機物汚れを分解し、
水を掛けたり雨等で超親水状態になる事で、
分解された汚れを水の流れる力でセルフクリーニングする機能が、
他のコーティングとは全く異なる特性を持っています!
但し、光触媒の二酸化チタン同士での化学結合をしないため、
膜強度は低いためガラスコーティングの様な耐擦り傷性などは殆ど無く、
摩擦にも弱いというデメリットがあります・・・
この様な特性を補うため、
弊社では酸化チタン(光触媒)と分子間結合しやすくした専用のガラスコーティングをベースコートとすることで、
耐擦り傷性とコーティングとしての密着被膜を可能としております!
しかし上記したように、光触媒被膜自体が摩擦に弱いため、
メンテナンスとして定期的(1~3年)にトップコートの際コートが必要となります。
但し、
トップコートが完全に摩擦消耗してしまいましても、
ベースコートとしての親水性ガラスコーティングは機能していますから、
セルフクリーニング機能は無くなりますが、
光触媒の再コーティングをされなくとも塗装保護機能は保持されています!
この度は関西エリアの有名店さん複数との商談・相見積もりされた中、弊社をお選びいただき、ありがとうござました。
過去実績では、未来店の場合はほぼ100%ボツ、来店されても成約率は50%以下と、京都店と長野店ではお客様の求めているものが違うのか、弊社のスタンスが水に合わないのか、開店して4年になりますが苦戦しております。
が、だからと言って朱に染まるつもりもありませんから、今後も苦戦の日々は続くと思われますが、それは仕事ですから最低限でも持続可能なら良いという割り切りはありますけれど、私生活でのマイノリティーと言うか疎外感は、多少でも朱に染まるべきかは悩んでいます。
恐らく同じような苦悩をお持ちだと思いますが、どちらに転んだとしてもあまり住みやすいとは言えないでしょうね。
余り洗車はなされないお話しだったと思いますが、幾ら有機物分解の酸化分解能力があると言っても、付着量or成分と酸化分解能力とのせめぎ合いですので、一定の汚れや期間での洗車は行なうようにしてください。
PS:施工不具合が出てしまいました、ヘッドライトカバーのペイントプロテクションフィルムは、7月月末~以降になってしまいますが、基本貼り替えでご対処させて頂くつもりですので、京都店への戻りの日程がはっきり致しましたら、メールにてお知らせいたします。
ご不便お掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。