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Audi アウディ S3(8V)メンテナンス&スポット磨き施工終了

Audi アウディ S3(8V)

マスキング終了

Audi アウディ S3(8V) Audi アウディ S3(8V)

先に施工頂いたカングーの愛知県のプレミアム会員様です、

今回旦那様のアウディ弊社で11年前に施工させて頂き、

その間1回だけメインテナンスでのご入庫がありましたが、

今回2回目のメンテナンススポット磨きor板金塗装ということで、

京都店2台同時ご入庫頂きました!

 

以前は長野店をご利用いただいておりましたから、

今回のように多台数同時入庫であっても10台以上保管可能でしたが、

狭所の京都店では2週間同時お預かりは初めてのことです。

離れたところに保管用車庫も借りてはあるものの、

弊社在庫車の販売が進まず、

代車が出庫していないと現状此処は使用できない状態です・・・

京都出店計画当時

目を付けた弊社からすると好条件の物件があっても、

交渉すると、

県外企業に売却したなんてことは周囲に恥ずかしいから無理・・・」

というような京都市内地主特有の理由断り続けられ、

困惑しているところにポンと今のところが出てきたために、

思わず衝動買いしてしまいましたが、

確かにアクセス立地は最高ですけれど、

工場も狭く駐車スペース(保管)も無いことを熟孝して、

思い切って京都市街の奈良方面にすればよかったかな?

とかときどき思いますが、❝急いては事を仕損じる❞❝後悔先に立たず❞で、

今更ですねー

 

Audi アウディ S3(8V)

鉄粉クリーニング中

Audi アウディ S3(8V) Audi アウディ S3(8V)

コーティングメンテナンスの前には、

❝鉄粉クリーニング❞による付着鉄粉の除去は必須です!

車庫保管であろうと、

走行距離が少なかろうと、

触指しても殆どざらつきななくても、

100%鉄粉は付着しています・・・

GSや簡易施工店やディーラー等では、

洗車だけしていきなりメンテナンスみたいなことをしてしまうところが殆どのようですが、

これではメンテナンスでコーティングの状態(意匠性)を上げに行ったはず!

が、

傷を増やしに行ったのか?

メンテナンスの意味がありません・・・

 

流石に磨きも行わずトラップ粘土で鉄粉を除去しているところは少なくなったようですが、

作業をするのに下準備として何を行わなかければならないかを知らない(面倒臭い)

自称PROが多すぎます・・・

 

Audi アウディ S3(8V)

スケールリムーバー作業前

鉄粉が除去されたら、

❝スケールリムーバー❞作業となり、

付着している水染み(イオンデポジット)を酸で溶かして除去していきます!

但し水染み(イオンデポジット)を長期放置して、

クリアにリング凹状のクレーターが出来が出来てしまっているものは、

凹部分をスケールリムーバーでは改善することは出来ません・・・

 

写真ではあまり鮮明に水染み(イオンデポジット)は写っていません、

最後のメンテナンスから8年経過していますけれど、

極軽度の水染み(イオンデポジット)が少数付いているだけですが、

車庫保管とオーナー様が頻繁に洗車機洗車されていたおかげです!

 

 

多くの方や一部業界PRO水染み(イオンデポジット)とウォータースポットを混同していますが、

これは全くの別物です・・・

似たようなものとして酸化痕もありますが、

この3種類は形成される原因・状態共に全くの別物ですから、

当然対処方法は異なります。

1.水染み(イオンデポジット)とは、

水に含まれるアルキル金属基(ミネラル)が水分が蒸発して乾燥固着したもので、

これが進行するとイオンデポジットクレーターとなり、

クリア表面を溶かしリング凹状になってしまいます、

こうなってしまうと磨きでは完全除去はペーパー掛けでもしない限りは改善できませんが、

100μ以上膜厚がないとそれも無理ですから、

クレーターになる前であればスケールリムーバーもしくは磨きで処理は可能です。

2.酸化痕とは、

虫死骸固着・虫糞・鳥糞・黄砂・花粉等酸を含む付着放置すると、

雨等で付着物から強酸が溶け出しクリアを溶かしてしまう現象で、

これはスケールリムーバーでは意味をなさず、

磨きでペーパーを掛けても完全改善は難しく

基本的には再塗装が必要です。

3.ウォータースポットとは、

本来はクリアと有色部との境に水滴とクリアのレンズ効果により、

クリアが有色部分と剥離して空間ができてしまう現象ですが、

現代の車ではこのようなことはまず起こりません

稀に似たような状態になることがありますが、

これはブリスターと言って有色部塗装後何らかの理由により油分や水分が有色部に付着していて、

クリアの密着を阻害することにより、

クリアが浮き上がったような状態になることがありますけれど、

これを直すには再塗装しか方法はありません。

 

3以外の1&2は完全にオーナーの管理責任で、

車がダメージを受けた状態を放置することで起きますけれど、

に関しては特に、

フッ素系コーティング(撥水)やポリマー・WAX等を施工していると顕著にトラブルを引き起こします、

親水or疎水or滑水等のコーティングであっても、

長期付着をしてしまえばコーティングは溶けてしまいます・・・

こうならないためには、

付着物を確認したら数日中に洗車を行うこと以外に防御方法はありません!

 

Audi アウディ S3(8V)

スケールリムーバー作業終了

水染み(イオンデポジット)は殆ど完全に除去できましたし、

イオンデポジットクレーターに進行したものもありませんでした!

が、

写真のように酸化痕は小さなものですが数カ所ありました・・・

最も11年経過車でこのレベルで済んでいるのは凄いことです!

 

驚いたのは、

新車時施工したコーティングが全く衰えていない

通常鉄粉クリーナーとスケールリムーバーを行うと、

アルカリと酸の力によりかなりコーティングの機能は一時的に低下するのですが、

全く機能低下がありませんのは、

施工頂いているコーティングが、

マーベラスフィニッシュ・ヴァンキッシュ ガラスコーティングだったからでしょう。

本来は基本耐久7年なのですけれど、

11年経っても現役バリバリ

 

巷ではガラスコーティングよりセラミックコーティングの方が上級みたいなことを言っている施工店もありますが、

果たしてこのコーティングのように11年たってもコーティング存在できているのでしょうか?

 

Audi アウディ S3(8V)

スポット磨き前傷

Audi アウディ S3(8V)

ご自身の不注意で、

30cmくらいの傷を入れてしまわれたそうです・・・

そこそこ深い傷ですので、

オーナー様は再塗装覚悟でお持ちいただきましたけれども、拝見してみると、

一番強くものが当たった部分の、

数mm❝スポット磨き❞を行っても、

残るかもしれませんが、

普通に見ても、

まず気が付かないレベルにはなるでしょうから、

再塗装をすればクリア1枚吹きですと、10~15万ほどかかりますから、

再塗装止め

 

Audi アウディ S3(8V)

メンテナンス&スポット磨き施工終了

Audi アウディ S3(8V) Audi アウディ S3(8V) Audi アウディ S3(8V)

Audi アウディ S3(8V)メンテナンス&スポット磨き施工終了

 

最後にトップコートとして❝レジントップコート・コクーンSTD❞を行いました!

オーナー様は以前会員限定施工のリフィックスコートを施工頂いておりますけれど、

現在新商品に代替となりましたが、

フッ素のように成分がEU規制対象となり成分が変更になり、

残念ながら以前のようなヘアースクラッチを長期的に埋める能力が失われてしまいましたので、

更なる改良品ができないまでは、

リフィックスコートの施工はお勧めしておりません・・・

 

 

今回は2台同時にご入庫頂き、ありがとうございました。

ご家族でお越しいただき、お帰り・お引き取りの際新幹線で移動されたとのことでしたが、お子さんにとっては小旅行のようなもので、楽しかったでしょうね。

私は幼少時代家族で県外に行ったことは蒲郡に1回行っただけですし、新幹線すら生涯で多分1回しか乗ったことがありませんので、幼少時の思い出は地元が殆どですから、今の子供たちのように色々の体験や見聞ありませんので、幼少時の思い出はありふれたものばかりですからふと寂しくも感じます。

流石に今年は連日の猛暑続きですから、なかなか外を出歩くのも辛いですが、熱中症にはお気を付け頂き夏をエンジョイさせてあげてください。

 

 


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