ご新規のお客様

諏訪地区のご新規のお客様ですが、

知人から譲り受けられたお車だそうですが、

既に１７万ｋｍを突破され、

更に２０万ｋｍ越えを目指していらっしゃるそうです！

国産車でここまで長距離を乗られる方は極少数ですが、

よくぞここまでもっている！！！と言うのが率直な印象です。

大体の国産車は製造耐久が１０年ｏｒ１０万ｋｍと聞きますし、

これを超えると故障続出や剛性不足が顕著に起こると言われますがオーナー様は、

「古いものが好きだし、新しいものに興味が無い・・・」

と仰っておいででしたが、この点は私と非常に似ています。

代車や家族の車を別として、

私の乗用車では２００３年が一番新しく、

他のものは皆２０年越えですし、

一番古いものは１９６３年製ですからねー

近年輸入車に関しては、

既に１０年未満でも部品供給が止まるメーカーが多く、

私の所有車輛も修理に部品が無い・・・

と言うことが頻発してきていますので、

あとどのくらい維持できるかが？

です。

ヘッドライトkバー曇り

全体に行っちゃっています・・・

既に１３年経過していますから、

当然ヘッドライトカバーはクリアがやられて曇ってくるのは経年劣化としてしょうがありませんが、

このお車の場合それだけではないような？

「整備に入れている修理工場で何回か磨いてもらっています。」

との事でしたが、恐らく状態からして磨いているのではなく、

溶剤処理してクリアを溶かし素材のPPまでもを劣化させてしまっているのでしょう・・・

１０年くらい前には、ディーラー・修理工場・板金塗装工場・GS・量販店等このような手法を導入して、

短時間に格安でできることにオーナー様も飛びつき、

大流行でしたが、

ひどい場合は施工後３か月くらいで曇りはじめ、

施行前よりも酷い状態になってしまう・・・

等と言うことが頻発し、

殆んどのところが撤退されたようですが、

今でも継続しているところあるのですね。

とある松本平の施工店では、

〇〇〇〇グーなどと言う怪しげなFCシステムを導入して、

「数年間劣化は防止できる！」

と言って施工されてるそうですが、

「施工済みの車を点検してほしい！」

との事で拝見したことがありますけれど、

確かにまだ劣化はしていませんでしたが、

溶剤の塗り斑？

クリアを溶かした際の溶かし斑？

の様なものは確認できました・・・

これがまだ上記したように格安であれば❝安かろう悪かろう❞となりますけれど、

手作業で実際研磨処理しているのと変わらない価格の❝高かろう悪かろう❞ですから、

最悪です・・・

ヘッドライトカバーのクリアは油性ハードコートですし、素材のPPも石油製品ですので、溶かす能力を持つ溶剤を使用すれば、

何らかの弊害が生じるのは当然です・・・

一番無難な方法は、

きちんと傷んだ層を磨き取る。

なのですが、

難易度も高く時間もかなりかかりますので、

必然的に施行価格は高くなってしまいますが、

きちんと磨きさえしてあれば弊害は出ません！

ヘッドライトカバー＝＃１，２００磨き終了

と言うことで、

今回❝ヘビーポリッシュ❞にて研磨いたしましたが、

やはり予想釣り溶剤で溶かしたのち、

ハードクリアが塗られていたようで、

左右ともコーナー部の一部はかなりPP自体が変質してしまっていました・・・

その様な部分も含め全体を＃１，２００のペーパーで磨き取り、そののちそのペーパー目を消すために＃３，０００のペーパーで処理し、最終的に鏡面になるよう２種類のPP専用コンパウンドと３段階のバフポリシュで、

磨き上げます！

ヘッドライトカバー磨き終了→エクスペル・ペイントプロテクションフィルム貼り込み中

エクスペル・ペイントプロテクションフィルム貼り込み終了

エクスペル・ペイントプロテクションフィルム上面部貼り込みライン

甦ったヘッドライトカバー！

クリアを残して磨き上げれるライトポリッシュでしたら、

簡易的保護措置であるヘッドライトカバー専用ガラスコーティングでも、

一定期間は保護可能ですが、

このお車の様にPP自体が露出している状態では、

殆んど保護効果は期待できません・・・

と言うのは、

ガラスコーティングの密着には、

結合引力を生む官能基の存在が不可欠ですが、

PPには官能基は０です。

クリアがあれば！

と言うのは、

クリアには多少の官能基が存在しますので、

ある程度の密着性は確保可能です。

が、

あくまでボディレベルの長期密着までは不可能です・・・

と言う理由から、

今回は❝エクスペル・ペイントプロテクションフィルム❞所謂PPFを貼り込むことで、

今後の保護措置を取ります！

PPFには紫外線カット能力もありますし、

PP面への水の浸透もありませんので、

PPの劣化は促進されません。

弊社が採用しているPPFの、

エクスペルやフレキシシシールドは、

PPF自体の劣化は１０年ほどの耐久性がありますから、

基本的には１回施工すれば完了です！

ですが今回オーナー様はこの説明ににわかには信用していなかったご様子で、

「とは言え、どこまで回復するのか？」

と疑問は持たれていたご様子でした・・・

スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング下処理準備修了（フロント）

スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング＝ライトポリッシュ下処理準備修了（リア）

それとオーナー様は、

「ガラス面が歪んでいるような感じがするので、

ウインドウを磨いてコーティングしてほしい！」

との事でしたが、実際にはウインドウが歪んでいるのではなく、

ウインドウ内側の面が汚れていたため歪んでいるように見えていただけでした！

国産車のガラス品質は純正品でも社外品でも、

輸入車のガラス品質より相当高いですから、

どの国産メーカー車でもまず歪みはありません！

但し、まだガラス品質の低かった昭和初期の車では、

逆に歪んでいないガラスなどなかったですが・・・

ですから当然私の１９６３年製ブリテッシュフォード・アングリアのガラスは、

歪みまくっていますがねー

結局は歪みが無いことは判明しましたが、

❝スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング❞フロント基本セットを、

ライトポリッシュで施行することとなりました！

フロント基本セットでは通常フロントガラス+フロント左右ウインドウとなりますが、

今回はフロントとリアガラスの施工となります。

ご新規なれども、

❝在庫限り売り切り❞の駆け込み需要？

オプション施工終了

MITSUBISHI ミツビシ デリカD－５（CV５W）オプション施工終了

ヘッドライトカバーの施工には多少の疑問があられたご様子も、

施工終了したヘッドライトカバーの程度をご覧になられて、

「めちゃくちゃ奇麗じゃないですか！」

「ここまで回復するものなのですねー」

と、

大満足を頂きました！

その結果、

「今度はお金の準備をしてボディをやりたいですし、

知り合いのBJ４０のオーナーも施工を依頼したいと言っていました！」

と、今回のご新規のオプション施工は、

今後に繋がりそうです！

今年に入り１月～１０月までに、

コロナ禍の影響なのかは確信はないものの、

毎月売り上げを落としてきていましたが、

特に京都店ではご新規の数万円のオプション施工の問い合わせが非常に多く、

恐らく施工をしても、

それ以降の本体施工にはつながらないと予想される案件に振り回されてきていましたので、

この売り上げ減少業績悪化の状態なだけに、

逆に長野店・京都店共に弊社HP TOPページに❝会員制❞と大々的に謳うことで、

所謂ノイズ客層の排除をします！

このような問い合わせの殆どは、

既に他店で施行なされていて、

ご希望の施工メニューがそのお店に存在しない・・・

とか、

技術的に不安・・・

とか、

価格優先だけで探している・・・

とかのようですが、

私が根本的に経営者的と言うよりも完全に職人気質ですので、

信頼頂いて長くお付き合いする可能性が無いつまみ食い的利用には、

正直嫌悪感を感じてしまいます。

と言うのも、

私のライフスタイルは、

基本的にはあれこれ試してみるという行動原理はありません。

車のメーカー・ホテル・旅館・食事・買い物も、基本的にはいつも同じ場所で固定しています！

高い安いとかではなく、

私が欲するものが提供されるのか？

が判断材料ですので、

長くお付き合いを継続することで信頼関係を構築して、

❝痒い所に手が届く❞的サービスが受けれるからです！

只の横柄な我儘者とも私場合言えるかもしれませんが・・・

理解しがたいのが、

ディーラーや他店で施行をされたり今までお付き合いのある中で、

それら店舗でも対応可能な可能性のあることを、

何故にあえて他店で施行しようという発想になるのか？

普通それを行えば信頼関係が崩れるのでは・・・

断られたから出来るところを探している！

なら解りますし、

それなら他店施工しても悪印象にはならないでしょうが、

それ以外は心証害するかもしれないという気遣いはしないのでしょうかねー

私には失礼で不誠実としか思えませんから、

鼻からお断りモードにスイッチ入っちゃいます・・・

言っていることに矛盾があるかもしれませんが、

いくら長いお付き合いのお客様や取引先企業や知人であっても、

利用されているとか、

他店で浮気しているとか、

難癖付けて料金に文句を言われるようなことがあると、

すっぱりお付き合いは御免なさいです・・・

実際、車の業界の業者さんや、建築の元受けゼネコンやハウスメーカーで、

過去施工実績数千万～数億円あろうが、

不信感を持てばきっぱり取引は辞めてきていますからねー

但し、経済的事情での変化や、ライフスタイルの変化とか、経営不振とかの、

やも得ない事情によるお付き合いの変化は、

これは責めるべきことではありませんので、

破産したり倒産したりしてもお付き合いは今まで通りしています！

つまり義理人情に重きを置かず、

損得勘定で動いたり考える個人や企業が嫌いなのです・・・

年を取るに従い、

この傾向は顕著で、

自分でも親父そっくりになっている！

と思いますが、娘曰く、

「おじいちゃんより極端な気がする・・・」

と言われますが、

年を取るほど無欲化していることで、

❝武士は食わねど高楊枝❞的因業爺化しています・・・

この度はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

ご満足いただけたことは、嬉しい限りです。

ご相談いただいているボディの施工ですが、申し上げましたように既にクリアはかなり限界に近付いておりますし、もともと塗装膜厚も薄いですので、施工可能期間はそう長くないと思われますので、春ごろまでには決断された方が良いでしょう。

リセットされてもっと乗られるか？ダメになったら乗りつぶすか？の絶対的是非は無いですから、悩ましいところですが。

これからも末永くお付き合いほど、よろしくお願いいたします。