
磨き前マスキング中
以前メガーヌRSで施工いただいております諏訪地区のお客様ですが、
メガーヌRSでは普段乗りがあまりにハードと言うことで、
A45AMGにお乗り換えされたとの事でご入庫いただきました!
とは言え、
このお車でも十分ハードだとは思うのですが?
ヤナセの営業マンによると、
このお車富裕層の奥様が多く買われたそうですが、
あまりの排気音の大きさに短期間で売却された方が多いため、
結構走行距離の少ない上玉の個体が多いそうです!

ダッシュボード
いつからかメルセデスは、
内外装にレッドを配色する傾向が強くなりましたが、
確かにスポーティー感は出ますが、
メルセデスらしさは失われてしまいましたね・・・
新たにメルセデスに乗り換えの方には違和感は感じないかもしれません。

セミバケットシート
シートデザイン形状はかなりスパルタンなイメージを与えます。
多分以前お乗りのメガーヌRSに比べると、
座り心地もよく、
長距離ドライブでも疲れないでしょう!
個人的好みではありますが、シートの座り心地や耐久性やレザーの傷みの少なさなど、
私はメルセデスのシートは好きですねー

鉄粉クリーニング中
8万キロ弱の使用過程車でご購入されていますから、
鉄粉の付着はかなりのものです・・・
恐らくは新車から一度も鉄粉の除去はされていないオーナーだったのでしょう?
その結果はこの後施工で影響が出てきます・・・

アルマイトメッキモール錆
欧州車特にドイツ車で顕著に出るアルマイトメッキの白錆です・・・
これは水との反応で出ますので、
車庫保管車や雨水等のふき取りをしていてあげるとかなり悪化は防げます。
メーカーも何か改善されたパーツを使えばいいと思うのですが、
ほとんどのメーカーは対策されていません。

アルマイトメッキモール=ヘビーポリッシュ終了
施工前ミディアムポリッシュで行けるかも?
と思いましたが、
うっすら残ってしまいましたので、
結局❝ヘビーポリッシュ❞となりました・・・
磨き終了後は、
保護のため❝メッキ専用ガラスコーティング剤Wコート❞で保護してはありますが、
ボディに施工したコーティング剤ほどの保護持続効果は期待できません・・・
数年経過後には似たような状態になる可能性が高いですが、
問題はアルマイトメッキ自体は0.1μとかの薄膜ですから、
2度のヘビーポリッシュは無理ですので、
バフ磨きのみで済ませられる早いうちに再施工した方が良いでしょう!
一番効果的なのはラッピングフィルムの貼り込みですが、
それなりに良いお値段がしてしまいます・・・

ヘッドライトカバー磨き準備中
ヘッドライトカバーの、
プロテクションフィルムをご依頼いただきましたので、
当然使用過程車ですから、
まずはヘッドライトカバーを磨きますが、
まだクリアにダメージを受けていませんので、
❝ライトポリッシュ❞にて表面の軽く劣化したクリアだけを磨きます!
考え方としてはボディと同じですね。

ペイントプロテクションフィルム貼り込み中
磨きが終了したら❝ペイントプロテクションフィルム❝の貼り込みです。
以前は型取りやプレカットで行っておりましたが、
剥がれやウキが出やすいため、
現在は↑のようにサイズに余裕を持たせて貼り込み、
淵の抑えが終了した時点でカッターカットして仕上げます!

ペイントプロテクションフィルム貼り込み終了
完成です。
これでほとんどの車で起こるヘッドライトカバーの曇りや黄ばみは、
10年以上保護されます!

スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング=下処理準備中
定番施工の、
❝スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング❝を、
フロント基本セットにてご依頼いただきました!
フロント基本セットとは、
フロントガラスと前席両サイドガラスが施工範囲ですが、
トヨタのようにサイドガラスが撥水加工済みの場合は、
その分をリアガラスに振り替えることも可能です。

磨き前ボンネット

磨き前ボンネット膜厚
正直かなりダメージは深刻です・・・
ベンツの塗装は他社に比べ硬いですが、
このお車のように塗装色が、
カルサイトホワイトと言うソリッド塗装では、
メタリックやパール塗装に比べ、
塗装が柔らかいので、
イオンデポジットや傷の、
ダメージを受けやすくなります。
それと前記しました鉄粉付着を除去していなかったため、
洗車のたびに硬い鉄粉をボディの上で擦っていることになりますから、
深い線傷がたやすく入ることになってしまいますし、
付着した鉄粉は酸化することで徐々にクリアに食い込んでいきピンホールを作ってしまいます・・・

磨き前側面

磨き前側面
トップ部分より側面の方がダメージは深刻そうです・・・
微細な、
イオンデポジットがビッシリ出来てしまっていますが、
既に細かなクレーターとなっている感じもします?

磨き終了側面

磨き終了側面
今回の磨きは、
❝03スタンダード・ソフト磨きコース❞でしたが、
それでもお役は荷が重かったです・・・
オーナー様は、
「ペーパー掛けすら必要かも?」
とは仰っていましたが、この様なダメージを受けている場合は、
エッジラインやパネルエンド2㎝くらいはペーパーはかけれませんので、
全体意匠性バランスはあまり宜しくなくなってしまいますから、
今回は致しませんでした。
エッジラインやパネルエンドまでペーパーをかけてしまいますと、
その部分のペーパー傷を除去するためには、
このような部分は平面よりかなり強く研磨がかかりやすい部分なだけに、
その部分の膜厚が極端に薄くなってしまうため、
弊社ではそのような施工は先々リスク要因となりますので行いません。

磨き終了ボンネット膜厚
ガッツリ10μ磨きましたが、
意匠性改善度は70%位に収まってしまいました・・・
施工してみないとわからない部分が90割を占めますので結果論とはなってしまいますが、
ソフトではなくハードで施工していれば、
ペーパー施工並みの意匠性回復は可能だったのかもしれません?
今更でしかないですが・・・

磨き&コーティング&オプション施工終了
Mercedes-Ben メルセデスベンツ AMG エーエムジー A45 4マチック 4WD(176052)
磨き&コーティング&オプション施工終了
降雪のある諏訪地域での日常使用車と趣味車を兼ねる選択からすれば、
4マチックであるこのお車の選択は1台で多くをこなせうるのでベストセレクトかも知れませんね!
聞く話によるとベンツはラインナップの高級化回帰とでもいうのでしょうか、
来年でAとBクラスの生産を止め、
更にはⅭクラスすらラインナップから外す可能性があるとか?
確かに既にスマートは中国に売却されていますから、
フルラインナップの日本メーカー的生産販売では限界が見えてきているのでしょうね。
それも加味して考えると、
ベンツ最後のホットハッチ希少かもしれませんねー
今回のコーティングのご選択は、
ご予算もありますがセルフメンテナンスが気にならないとの事でしたので、
京都店では施工NO1実績、
私も施工者として優れたコーティングであると感じている、
❝G’ZOXリアルガラスコート・クラスH❞となりました!
DIY洗車やメンテナンスが嫌い苦手な方ではあまり適しませんが、
そこが気にならない方なら非常に優れた疎水・滑水を作り出しますし、
駐車環境や使用状況がハードな方でも、
新規施工時のレジン施工が無くてもレジン効果を併せ持ちますので、
施工費節約にもなります。
この度も弊社での施工、ありがとうございました。
多分私と同世代と思いますが、私はしばらく車への興味を失っておりましたけれども、ここにきて諸事情もありますが2台の車の入れ替えをいたすこととなりましたけれど、やっぱり車は人生には気力・楽しさを与えてくれますね。
掛け声だけではなく今後特に欧州では完全EV化は確実との事ですので、レシプロエンジンのハイパワー車は確実に新車としては市場から消え行くことはほぼ確実でしょう。
悲しい事ではありますが、現状の自動車業界の行き詰まりや環境資源問題を考えればしょうがない事ですね。
最近弊社にもテスラがぽつぽつ入庫していますが、いくらスペック的に高性能でも、官能性は0ですから、今のこのお車大事に末永くお乗りいただければ、施工冥利に尽きます。
楽しいカーライフをお過ごしいただけるよう願っております。
会員クラス | 次回より準会員 |
---|---|
車輌クラス | クラスM |
コーティング | |
磨き | |
オプション | |
物販 | G’ZOXリアルガラスコート・クラスℍ専用メンテナンスBOX |
施工料金 | 285.059円税込み(代車使用無し割引き―5%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割り増し磨き+10%・ソリッド塗装割り増し磨き+10% 適応・物販含む) |