![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0007.jpg)
磨き前マスキング終了
2021年最初の施工車両となりますが、
ここまで今までにない暇な新年滑り出しで、
今後全国に緊急事態宣言が拡大され、大半の専門家が指摘する様に2月7日までどころではなく、3月→4月→5月みたいなことになってしまえば、
現状の受注低下も継続していくでしょうから、
弊社も現状営業体制を見直し、
京都店閉店→賃貸or売却も検討事案となりそうです・・・
他店では、
冷え込んだ消費に合わせ、
低価格化や特別値引きでなんとか施行台数の確保を見込んでいるところも多くあるようですが、
弊社ではそのような一時しのぎ的方法論は取りませんので、
現状メニューは持続していきます!
こちらのお客様は諏訪エリアの、
まったくのご新規ですが、
現車確認&お見積もりにいらして、そのままお車を置いて行かれました!
ここのところ、
お問い合わせがあっても、
来店迄すら漕ぎ着けなかったり、
まったく料金プランの次元が違っていたりと、
ゴーストみたいなお話ばかりでしたので、
本当に助かりましたし、
ありがたいことです。
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0024.jpg)
4気筒DOHC16Vスーパーチャージャー
このR1と言うお車、デザインが内外装とも国産車的ではなく、
なんかラテン車みたいだなー
と思っていたら、デザイナーが元アルファロメオのデザイナーだそうですが、
そういわれてみると雰囲気は、
アルファロメオやフィアットの雰囲気です!
エンジンも4気筒16Vスーパーチャージャーですし、
多分この時分のスバルではかなり拘った作りでしょうから、
車重も900kg切っていますので、
かなり走りも良いでしょうねー
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0022-e1611364828922.jpg)
本レザー&アルカンターラシート
何よりも内装には驚きです!
150万円程度の価格でありながら、シートは、
本レザーとアルカンターラのコンビネーションですし、
ハンドル・シフトレバーまでと、
Mセグメントの高級車並みのおごりが行われています。
既にスバルもトヨタ傘下となってしまっていますから、
コスト・利益しか追及しないトヨタ経営体質になってしまっているので、
もう2度とこのような良い軽自動車は作られないでしょう・・・
それは、軽自動車に限らず、国産メーカー総て、
どころか全世界のメーカーで言えることですが。
既に車は趣味性や個性にこだわって買う時代ではなく、
単に楽で快適に移動する手段として選ばれるようになってきていますし、
キントの様な販売・購入が今後主流になり、
車は所有するものではなくなっていくかもしれませんねー
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0002.jpg)
鉄粉クリーニング中
車輛状態の割に鉄粉の付着は少ないです!
水染みも少ないですから、
恐らく車庫で眠っていて、
水垢は凄いですのでWAXで管理をされていたのでしょうが、
古いWAXカス等を除去する作業はされていなかったのでしょう・・・
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磨き前ボンネット
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磨き前ボンネット傷傷・・・
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0013.jpg)
磨き前ボンネット膜厚・・・
トップの傷は、
特にボンネットは凄いことになっています・・・
ここで知人から譲っていただいたそうですが、
前オーナーの方の洗車はかなり雑であった証拠です。
状態からすると、
本来は03磨きコースが最適ですが、
膜厚が薄いところでは70μ台、
一番厚いところでも95μ程度ですから、
残存膜厚優先で❝02スタンダード・ソフト磨きコース❞といたしました!
前オーナーの方は、
このお車以外にも大年の名車117クーペも今でもお持ちだそうですが、
年式・グレード・程度によっては1,000万円近い価値があります!
この当時の国産車は今と違って個性的な車も沢山ありましたが、
この当時パワーステアリング無し、
エアコンも無しが殆どでしたので、
今乗っても決して快適ではないですから、それでもこのようなクラッシックを大枚はたいて買う方は、
相当の変態ですねー
とは言え、私自身も2CVとアングリア所有していますから、
立派な変態ですが・・・
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磨き前側面=傷&水染み?
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磨き前側面
側面もえらいことにっています・・・
傷は満遍なく入り、
水垢もマッド塗装かと思うくらい、
艶を失わさせています。
多くのWAXユーザーさんは、
WAXを上掛けすることはしても古いWAXを落として行わないですから、
こうなってしまいます・・・
半練のコンパウンド入りで行えば、
古いWAXカスは取れても、
今度はスクラッチだらけになってしまいますから、
結局はDIY管理をするには、
知識スキル共にないとろくなことにはなりません。
長野店では殆どWAXの問い合わせはありませんが、
なぜか京都店ではカルナバ蝋WAXに関してのお問い合わせが多いですが、
関西人はDIY好きなのか?
意匠性管理にケチなのか?
カルナバ蝋の艶に拘りがあるのか?
解りませんが、
カルナバ蝋こそ油性WAXと違い古いカスが堆積していってしまいますから、
本来はDIYには適さないのですがねー
京都店の長野店と違う特徴は他にも沢山あり、
特に気になるのは、
弊社会員制であるにも関わらず、
他店施工の手直しや、
細かなオプション作業の問い合わせが、
本体磨き&コーティング施工の問い合わせよりも多い事・・・
その様な事なら、
今までお付き合いのあるところに依頼なされればいいと思うのですがねー
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0025.jpg)
磨き終了側面=拭き上げ傷入ってしまいました・・・
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されど相当の意匠性改善!
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磨き終了側面
ウインドウサイドにサンバイザーが付いていたものを外されたそうですが、
両面テープの糊が既に塗装と同化してしまっているため、
糊の除去剤では取れませんし、
無理に磨きとろうとすれば、
焼き付きや剥離が起こりそうですので、
これは再塗装するしかないです・・・
この当時のスバルの乗用車の上級ランクでは、
クリアはハードクリア使われていましたが、
流石に軽自動車は通常クリアのようで、
非常に柔らかいですが、
流石スバルだけあってスズキやホンダに比べればしっかりした塗装がされています!
塗装配合表上はオブシディアンブラックパールとなっていますが、
どう見てもパール感は無くソリッドブラックにしか見えませんので、
ハードポリッシュ時のポリッシャー傷入れが心配されましたが、
思ったよりもクリアに熱籠りしにくいため、
オーロラは入ってもポリッシャー傷は入りずらいため、
ハードポリッシュは意外と作業は淡々と進み、
取り切れない深い傷は残りましたが、
全体的仕上がり感はバッチリと行くと思いきや、
仕上げに近いサードポリッシュで大ハマりです・・・
濃色車でよく使用するバフとコンパウンドでは、
白ボケしていってしまいます・・・
同じシリーズの組み合わせをあれこれ変えても同じ。
迷ったげく弊社オリジナルコンパウンドと、何かのための予備用に確保してあったバフとでマッチングが取れ、
やっとのことで問題解決です!
こんな大ハマりは数年ぶりでしたが、
引き出し量の多さで何とかクリアーです。
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0028.jpg)
磨き終了ボンネット=深い傷も殆ど除去
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磨き終了ボンネット膜厚
ボンネットの磨き前の状態からして、どこまで意匠性回復可能なのか?
ルーフは染みが結構ありましたから、
染み跡が残るのか?
と、
かなり不安要素はありましたが、
私自身の予想をはるかに超える意匠性回復が出来ました!
まだ10数年の経過車ですので、前オーナーがもう一寸管理をきちんとしていれば、
バリ物の一台だったのですが・・・
現オーナー様は再塗装はされていないはずと仰っていましたが、
フロントバンパーにはクリアミストが確認できますので、
フロントバンパーは再塗装されているはずですけれど、
一寸塗装レベルは低いですねー
今どきなら国産車の殆どは、
パーツ供給色付きバンパーが主流ですから、
再塗装せずにバンパー交換してしまえば、
オリジナルを保てますが、
再塗装よりは多少高価になりますけれど、
再塗装ではこのようになるリスクも払拭できませんから、
色付き交換の方がお勧めです!
最近では、
フェンダー・ハッチ等もPPパーツ増えてきましたから、
修理より交換の方が早いし確実です。
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0017-1.jpg)
ドアカップ磨き前
![SUBARU スバル R1 S(RJ2)](https://www.aplabo-kyoto.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0001-2-1.jpg)
ドアカップ磨き終了
ドアカップは爪傷とボディと同じ理由による曇りで見る影がありません・・・
今回は02磨きコースですので、
このような通常サイズのバフではきれいに磨けない部分であるドアカップだけは、
狭所磨き用の特殊なポリッシャーとバフを使用して、
02磨きコースレベルの傷落としを行いましたが、
殆んどの傷は処理できました!
これだけでもくたびれた印象大きく変わりますねー
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磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了
SUBARU スバル R1 S(RJ2)
磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了
お引き取りに見えられて、
初見でエッ・・・
「何この艶!」
「ここまで変わるの?」
と、
100%の改善には至っておらず、
残っている問題点もご説明いたしましたが、
オーナー様には大満足を頂けたご様子です!
多くの施工店さんは、ここまでではなくとも、
問題トラブルを抱えたお車の施工を嫌ったり避けたりされて、
実際施工してみても、
「施行前とほとんど変わらないじゃん・・・」
と言われるクレームを避け、
新車の施工を好まれるようですが、
私はこのようなお車の方が、
施行していて悩み解決策を探している方が楽しいですし、
私の車に対しての嗜好性とも一致しますから、
腹を割った会話も可能です!
弊社のお客様には、
このお車の様に10年以上の経年車から古いものでは50年くらい経過しているお車までありますが、
プチ・ネオクラッシックであれば比較的低額で購入は可能ですが、
数十年経過しているクラッシックとなると、
車種によっては下手な新車よりも高額になります・・・
ここで選択で迷うのは、低価格のプチ・ネオクラッシックにするか?
オールドクラッシックにするか?
ですが、多くの方が思われる、
「古い車は壊れるでしょう・・・」
は、インジェクションやオートマチックなど、
複雑な機構が付き始めたプチ・ネオの方が壊れやすいです・・・
逆に、キャブ・マニュアル等構造が簡単だった時代の車は、
壊れる箇所が少なくなります!
とは言え、
日常の基本整備や予測整備は不可欠です。
更には、1990年代以降の車は、
一部車種を除きバックオーダーも受付終了していて、
社外品か中古部品しか入手できなくなっておりその数も限られ、
年式が新しくなるほど入手困難ですから、
修理不能に陥る可能性が高いです・・・
逆に、クラッシックで人気のある車種は、
デッドストックパーツや社外品パーツも豊富にあり、
特に英国車とアメ車はほぼすべてのハーツが入手可能です!
購入時に安く買えるが、
故障リスクが高く修理不能に陥る可能性のあるプチ・ネオクラッシックにするか?
購入時は恐ろしく高くとも、
故障リスクが低く壊れても修理可能なクラッシックにするか?
どっちも面倒だから新車!
個々の車対しての考え方ですねー
今回御予算は10万円くらいとの事でしたが、
程度的には最低02磨きコースは必須ですので、
そうなると選択ガラスコーティングは最安価の物なりますがオーナー様は、
「折角コーティングするのだから、
洗車機でも傷の入りにくいコーティングが良いから、予算はオーバーでかまいません!」
との事で、
ご自宅がマンションで手洗い洗車はなさらず基本洗車機との事ですので、
洗車機でも軽度のスクラッチしか入らない、
❝ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング❞となりました!
このコーティングは、
Wコートとなり、
アンダーコートは弱親水の無機能ガラス膜で、
トップコートが同じコーティング剤に疎水・滑水性を付加させたものを用いますが、
同分子構造ですので分子結合して、
高硬度・高膜厚のガラスコーティングとなりますので、
洗車機の摩擦での膜消耗や傷入れからの防御性能が高いです!
駐車環境が立体駐車場だそうですが、高い疎水・滑水性能により、
水染み(イオンデポジット)も形成されにくくなります。
但し、
今回の施工で妙なことが磨きの後半からコーティング中も起きました・・・
コンパウンドの何らかの成分がこびりつき拭き上げが非常に重くなったり、
コーティング中も塗り込みも重く、
拭き上げに至っては3段階の拭き上げの最終でも滑り性が出ません。
色々メーカーとも検討してみましたが、
考えられるのは前オーナーが何らかの表面処理をしていて、
その表面処理剤が塗装の微細なピンホール(乾山の隙間)に深く入り込み、
クリア自体の材質が変化してしまっているのでは?
との事でしたが、
確かに以前は塗装同化するコーティング剤などがあり、
再施工時に問題を起こすのでは?
と言われていたものもありますし、
過去1台だけ中古車購入された車が某クリスタル系コーティングを施工してあり、
磨くと表面が斑になったものがありまして、
そのコーティングメーカーによると、
塗り込み量やブランク時間や拭き上げ不足等の施工不良が考えられ、
トラブルの完全解決には再塗装しかない・・・
と言われた事例もあります。
確かに、
幾ら磨いても表面にはけ状の斑が残ったり、
白ボケが全く改善されない箇所がありますから、
恐らくは上記したような理由によるものでしょう・・・
DIYによるものか?
施工店で施工してもらったものなのか?
は不明ですが、よく解らない市販品を使用したり、知識・経験の浅い施工店や実績の少ない新商品・新興メーカーの商品などは、
このようなことが起こるリスクはあるでしょうねー
出来る限りの対処はしましたが、
どうしてもコンパウンドの拭き上げ、コーティングの塗り込み、コーティングの拭き上げで、
強く拭き上げる必要がありましたので、
微細な線傷は作業上入ってしまいました・・・
こんな経験は初めてです。
但しこれには残念ながらこれ以上の対処方法はありません・・・
上記したように、駐車中に多少の雨の拭き込みもあり、偶にしか乗られないそうですので、
コーティング初期段階の不安定期間のリスクを低下させるために、
❝レジントップコート・コクーンSTD❞の御依頼も頂きました!
基本的には、
駐車環境が車庫以外とか、
施工後1か月をきちんと管理できないとかの場合、
特に濃色車では水染み付着のリスクが高くなりますので、
施行状態維持の保険としての施工は必須と言えます。
この度は、お忙しい中、施行の御依頼を頂き、ありがとうございました。
コロナ禍の中、お仕事は通常と変わらずお忙しく、営業のため社員は世界・全国を歩かれているそうですが、この感染爆発期ですので、重々お気を付けください。
お住いのエリアでもポツポツ感染者出てきているようですので、お互い気を付けましょう。
今回施行中に予想外の事象が露見してきて、それにより解決策が無かったり、逆にダメージが残ると予想していた部分が予想以上に改善出来たりと、今まで経験のしたことのない事がありましたおかげで、良い経験が出来、次の施工の引き出しが増えましたこと、貴重な経験を積まさせていただきました。
前オーナーお知り合いとの事でしたので、所有時にどのようなことをされたのかをお聞きいただき、お教えいただければ幸いです。
ご健康に留意し、ご自愛ください。
会員クラス | 非会員ご新規 |
---|---|
車輌クラス | クラスSS |
コーティング | |
磨き | |
オプション | |
施工料金 | 148,280円税込み(濃色車割り増しランク1+20%・代車使用無し割引-5% 適応) |