再塗装パネル磨き用マスキング中

６月に施工させていただきました長野県木曽地域のお客様ですが、

お盆頃に左クォーターとリアバンパーを擦ってしまいご相談に弊社水害直後にいらっしゃいましたが、

保険使用で完璧な修理をされるか？

自費で同じようにされるか？

とにかく低予算で簡易修理にするか？

で迷われましたが、

結果低予算簡易修理を自費でなさることになりました。

但しそうなると弊社のいつもの長野店の板金塗装工場は簡易修理は受け付けませんので、

ごくたまにこのような場合のみ依頼している私の中学の同級生の板金塗装工場となります。

通常ですと弊社でお預かりして依頼を弊社からしてとなりますので、

塗装仕上がりには弊社も責任を持ちますが、

今回は水害復旧中ですのでその様な手間が出ませんので、

オーナー様ご自身でお持ち込みいただき弊社はあくまで紹介という形にさせていただきました。

もしかすると京都店契約板金塗装屋さんは、

暈し塗装でも受けてくれるかも？

ですが、

間違いなく暈し痕トラブルの保証はしないでしょうねー

今回の場合、

塗装仕上がりの不具合がありましても、

弊社は口出しは出来ませんので、

オーナー様と板金塗装工場での話し合いとなります・・・

正直このような予算を優先した簡易修理は、

損傷個所周辺での色・クリア共に暈し塗装となりますので、

必ずクリア暈し痕の弊害は出てしまいます。

完成時既にあることもありますし、

数か月後に露出してくることもありますが、

経年と共にどんどんひどくなることは間違いいありません・・・

因みにほとんどのディーラーさんは、

保険修理であれ自費修理であれ、オーナー様が、

「クリアはパネル１枚吹きにしてくれ！」

としてしない限りまず暈し塗装で修理してしまいます・・・

なのに修理費用の請求金額は１枚吹きと同じ価格でというところが非常に多いです。

ですので、

ディーラー依頼での板金修理は気を付けた方が良いですよー

再塗装ポリッシャー傷

再塗装パネル

この同級生の板金塗装工場、

ディーラーの仕事も多く受けていますが、

私が小うるさい事は知っていながら、再塗装した部分に、

シングルポリッシャーの磨き傷がガッツリ入ってしまっています・・・

確かに塗装屋さんは、

まだ塗装が固まり切る前の半熟卵のような状態で磨かなければならないですから、

必然的に傷は入りやすいですが、

せめてライティングをして傷の確認位してほしいですね。

弊社紹介のこのお車でこれですから、

恐らく他社さんの依頼の再塗装もこんな仕上がりクオリティーとなりますから、

「ディーラーが一番だよね！」

なんてディーラー依頼で板金塗装出しても、

この程度と言う事です・・・

弊社では再塗装された部分は、

基本的には❝０２スタンダード・ソフト磨きコース❞での磨きとなりますので、

傷取り磨きを目的としていますからこの程度のポリッシャー傷は完全に除去可能です！

先日磨き中の京都店に、契約先の板金塗装工場の社長が訪れ、

「まさか最終仕上げまでシングルポリッシャーでやるの？」

「それでオーロラ出ないの？」

との事でしたが、

「以前はソリッドブラックでもシングルポリッシャーで仕上げていましたが、

今はオービットの狭いダブルアクションもありますから、

濃色車はダブルアクションで仕上げますが、

淡色車は今もシングルアクションポリッシャーだけで仕上げていますよ！」

というと、

「そんなことが可能なの？」

「磨き屋ですから出来ないようなら失格でしょう・・・」

つまり、

いくら腕のいい塗装屋さんでも、

使用機材や磨き方の根本が違いますから、

磨き屋と同じ事は出来ないのです・・・

す出来出来てしまっているクリア暈し痕

残念ながら既にクリア暈し痕が露出してしまっています・・・

これは磨きでは完全改善は出来ません。

今後いずれこのお車を下取りや買取に出された際、

このような暈し痕は査定-の対象となり、

修復歴有りの査定落ちと場合によっては、

このパネルのクリア再塗装代分も査定落ちに組み入れられる可能性は高いです・・・

今後紫外線や水により暈し痕の劣化は促進されていきますので、

今後暈し痕の状態は悪化していきます。

何故クリア暈しをすると暈し痕は必然なのか？

再塗装を部分的に行うと、

既存のクリアの上に新たなクリアをグラデーションしながら吹いて暈しますが、際の部分はクリアが薄くなりそれを既存のクリアと馴染ませるために、

シンナーを使って新旧クリアを馴染ませますが、

この際シンナーによりクリアが化学変化所謂劣化を起こします。

それが所謂暈し痕となります・・・

再塗装パネル磨き＆ガラスコーティング施工終了

Ｔｅｓｌａ　 テスラ　 モデル３ 　デュアルモーターＡＷＤ

（ZAA-３L２３）

再塗装パネル再磨き＆ガラスコーティングコーティング施工終了

本当なら新車ですしキチンとした板金塗装をして、

保険使用で３等級ダウン事故割り増しになってもしていただきかったですが、

其処はご本人の意思ですので仕方がありません・・・

今回再施工となったガラスコーティングは、

❝ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング❞ですが、

ここで製造メーカーが専用のトップコートの開発に成功し、

新たに❝レジントップコート・コクーンⅡ❞としてラインナップに加わります！

ＳＴＤの様な単純な犠牲被膜ではなく、

約半年間付着したイオンデポジットの固形化を阻害したり、

耐スクラッチ性を有します。

機能としては撥水・滑水となりますので、

施工不可能な弊社コーティングは、

フッ素撥水ガラスコーティング・レジンセットガラスコーティング・光触媒コーティングとなりますので、

それ以外のコーティングであれば、

親水・疎水滑水・撥水どの機能でも施工可能となります！

施行価格はレジントップコート・コクーンＳＰと同価格となりますが、

今までのコクーンの様なレジンとしての捉え方ではなく、

定期メンテナンス剤的役割となります！

キーパープロのクリスタルキーパーよりもコーティングとしての性能は上です。

こちらも弊社プロ用カーケミカルの商品として１００ml・２５０ml・５００mlの容量にて、

塗り込みスポンジ×１個・拭き上げ用クロス×２枚をセットとして販売いたします。

１台に使用する容量は２０～３０mlとなります。

１００mlセット＝１１，０００円

２５０mlセット＝１９，２５０円

５００mlセット＝３４，６５０円

この度も御入庫頂き、ありがとうございました。

再塗装は相当の低価格で可能でしたようですが、事前にご説明したようなリスクがやはり現実になってしまい、残念です。

無いにこした事は無いですが、今後また損傷をした場合には、次はきちんと保険を使用して完全修理をいいたしましょう。

出ないとどんどんフランケンシュタインみたいになってしまいますから。

安全運転を、心がけてください。